August 09, 2020

34 ジョン・レスター Jon Lester

Jonathan Tyler Lester
投手・左投げ左打ち
84年ワシントン州生まれ
02年ドラフト2位でレッドソックス入団
14年12月にFAでアスレティックスからカブスに移籍
今季年俸 1500万ドル
年度別成績
以前の名鑑(2015年、2016年2017年2018年2019年

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通算190勝、NLCSでMVP、オールスター4度など
数々の栄光を手にしている実績十分の投手。

しかしながら衰えが著しく、かつての様ではないという声も聞かれる。
防御率は12年以来の悪さ、イニング数は07年以来最少、一方で被安打数はリーグ最多。
開幕直後は良かったがその後打ち込まれるケースが目立ち、
最終24先発では防御率5.41だった。
伝家の宝刀のカッターにもかつての切れ味が無いように思われる。

ただ、残念な数字が並ぶものの、それにもかかわらず
チーム最多タイの13勝とさすがの貫禄を見せつけた。
奪三振率も与四球率も18年に比べて向上しているし
初球ストライク率もここ3年で最も高かった。
開幕から7登板は防御率1.16と圧倒的だった。
また12年連続30先発を記録しているのは現在の球界で彼だけ。
故障知らずでローテーションを守り続けている頑丈さは相変わらずだ。
短縮シーズンの今年は終盤のスタミナ切れもなさそうだし、
まだやれるのではなかろうか。

今年が契約最終年。去就に注目が集まる。

昨年のベストゲームは5月1日のマリナーズ戦で、
7回をわずか1安打無失点に抑えている。


●個人タイトル・記録など
*ポストシーズンでの通算先発登板数10は球団最多タイ記録
*ポストシーズンでの通算投球回数70は球団最多記録
*開幕投手4度は、左投手では球団最多記録(15年、17年〜19年)
*オールスターまでに12勝は、左投手では球団史上初(18年)
*勝利数ナ・リーグ1位(18年18)
*ロード勝利数ナ・リーグ1位(18年11)
*ホーム、ロード両方の開幕戦で登板するのは球団史上4人目(グローヴァー・アレキサンダー、リック・サトクリフ、ジョン・リーバー)
*リグレーでの12連勝は、左投手では球場史上最長(16年5/27〜17年5/23)
*リグレーで23先発連続で3失点以下に抑えたのは球場史上最長(15年9/25〜17年6/3)
*2試合連続で四球0&奪三振9は、左投手で球団初(1913年以降)(16年6/1〜6/6)
*オールスターゲーム選出(10年〜11年、14年、16年)
*8試合連続で1失点以下は球団最長記録(16年8/17〜9/25)
*自責点1以下の試合メジャー最多(16年21)
*クオリティスタート数ナ・リーグ最多(16年26)
*同一年にDS、LCS、WSのそれぞれ第1戦に先発。これを自身2度記録するのはメジャー史上初(13年、16年)
*NLCS MVP(16年)
*Babe Ruth Award(16年)
*同一年のポストシーズンで3勝は球団最多記録(16年)
*同一年のポストシーズンで5先発球団最多タイ記録(16年)
*同一年のポストシーズンで投球回数35回2/3は球団最多記録(16年)
*Pitcher of the Year(Baseball Digest)(16年)
*Warren Spahn Award(16年)
*勝率ナ・リーグ1位(16年.792)
*年207奪三振は、左投手の球団最多記録(15年)
*二桁奪三振年4試合は、左投手としては球団最多記録(15年)
*キャリア初めから66打数連続ノーヒットはメジャー最長記録(06年6/16〜15年7/6)
*1試合14奪三振は、左投手としては球団最多記録(15年7/29)
*Hutch Award(08年)
*完封数ア・リーグ最多(08年2)
*ノーヒットノーラン達成(08年5/19vsKC)
*Tony Conigliaro Award(07年)

14年12月に6年1億5500万ドルで契約
●契約の内訳
契約金 3000万ドル
年俸
15年 1500万ドル
16年 2000万ドル
17年 2000万ドル
18年 2250万ドル
19年 2250万ドル
20年 1500万ドル
21年 2500万ドルの球団オプション(バイアウト1000万ドル)
ほか
・21年のオプションは、20年に200イニング投げるか、19〜20年で合計400イニング投げれば行使される。
・トレード拒否権あり。

→21年1月にFAでナショナルズに移籍

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