May 31, 2010

ジム・ヘンドリー Jim Hendry

Jim Hendry
55年フロリダ州生まれ
副社長・ゼネラルマネージャー
02年7月にGM就任
以前の名鑑(2006年2007年2008年2009年

昨年は、一体どうしたことか
打つ手がことごとく外れる最悪のシーズンだった。
これだけ外れるのも珍しい。

ヴィスカイーノとマーキーを交換したらマーキーはロッキーズで活躍、
ヴィスカイーノは4試合で放出。
ウッドの代わりにグレッグを連れてきたらこれも失敗、
ワーツはトレード先のアスレティックスで活躍したのに、
代わりに獲ったマイナー選手2人は5月にはすでに2人ともいなくなり、
ハイルマンは打たれて役に立たず、ガスライトは1ヶ月で放出し、
その代わりにフリールを獲ったらこれまた使えずに放出、
さらに、ウェーバーでマギーをブルワーズに放出したら
彼の地で大活躍。ブラッドリーよりも打ったんじゃないか。
デローサを放出したら、後任の二塁手
マイルズ(2年契約)の打率は.190にも届かなかった。

…など、枚挙にいとまがない。
しかし何といってもブラッドリー獲得だったろう。
多少トラブルもあるだろうがやってくれると
期待していただけに残念だった。

年俸総額が3位なのにプレーオフにも
出られないようではさすがに恥ずかしい。
とはいうものの、新オーナーのリケッツは、
過去57年でプレーオフは3度だったのに、
ヘンドリーになってから7年で3度出ている事実を
ファンは忘れたのかとしヘンドリーに信頼を寄せている。

低迷は怪我人の多さが影響したことも確かだ。
故障者リストに登録され欠場した試合数はそれぞれ、
ラミレス50試合、ソト26、リリー24、ザンブラーノ31、
ソリアーノ29、マイルズ53、ジョンソン64…のべ584試合にも及んだ。
今年は怪我人を減らせるかどうか、
怪我人が出た場合その穴を埋められるかがカギとなる。

このオフは、ここ数年の大型補強から一転、地味な補強に終始。
目立つのはバード、ネイディ、シルヴァくらい。
財政的理由もあるだろうが、故障者が減れば戦えるという
計算もあるか。

スカウトをやっていたこともあり、
今はやりのセイバーメトリクスはあまり重視していないようだ。

GM就任後のチームの通算成績は620勝591敗。

●経歴
1978〜83年 コロンバス高校(フロリダ州)コーチ
84〜91 クレイトン大学監督
91〜92 スカウト、GM特別補佐(FLA)
93 R監督(FLA傘下)
94 A-監督(FLA傘下)
94〜95 選手育成部長(CHC)
96〜98 スカウト部長(CHC)
98〜2000 育成・スカウト部長(CHC)
00〜01 副GM(CHC)
01〜02 副社長(CHC)
02〜 副社長・GM(CHC)

●1934年以降のカブスのGM
1934〜1940年 チャールズ・ウェバー
1940〜1949 ジェームス・ギャラガー
1950〜1956 10月 ウィド・マシューズ
1956 10月〜1975 9月 ジョン・ホランド
1975 9月〜1976 11月 E.R.ソルトウェル
1976 11月〜1981 5月 ボブ・ケネディ
1981 5月〜1981 10月 ハーマン・フランクス
1981 10月〜1987 10月 ダラス・グリーン
1987 11月〜1991 11月 ジム・フライ
1991 11月〜1994 10月 ラリー・ハイムズ
1994 10月〜2000 7月 エド・リンチ
2000 7月〜2002 7月 アンディ・マクフェイル
2002 7月〜 ジム・ヘンドリー

→11年8月に解雇

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コメント一覧

1. Posted by てれっとテレキャス   June 02, 2010 00:26

すばらしい!!!
ホント関心します。かなり時間がかかったでしょう。

そう言えば、小生、今シーズンはカブスのブログ書いてませんねぇ。もう、お任せです(笑)。

コメント選任ということで。
2. Posted by Satoshi   June 02, 2010 21:55
こんばんはてれっとテレキャスさん

忙しくて、例年になく時間がかかりました。
名鑑をアップする前に選手がいなくなったら
まずいなあと思って焦ってましたね。
グレイボウとかどうしようと(笑)。

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