October 11, 2004

ヤギの呪い

シカゴ・カブスには有名な言い伝えがある。

それは「ヤギの呪い」というものだ。
何かというと、カブスが長らくワールドシリーズで優勝できないのは、
その「呪い」があるからなのだという。
少なくともファンはそう信じている(おもしろ半分だが)。

1945年10月、カブスとタイガースとの間で
ワールドシリーズが戦われていた頃。
その第4戦を観に、カブスファンで
レストランのオーナーだったビリー・サイアニス氏が、
ペットのヤギを連れてリグレーフィールドに観戦にやってきた。
ヤギの分のチケットも買ってあったという。

が、カブス側は、ヤギが臭いという理由で
サイアニスとビリーの入場を拒否してしまった。
これに激怒したサイアニスは
「二度とこのリグレー・フィールドで
ワールドシリーズをプレーできないようにしてやる」
と、カブスに呪いをかけて球場を後にしたという。
(サイアニスは70年に死ぬまで、
球団から謝罪がないことを怒っていたらしい)

これが「ヤギの呪い」である。

他愛ない話だが、この呪いは効いたようだ。
実際カブスは、これ以後ただの一度もワールドシリーズに
進出できていないのである。
プレーオフには何度か出場したがすべて負け、今に至っている。

カブスにこの呪いが解ける日が来るのだろうか。

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