June 16, 2005

ヒル

リッチ・ヒルがメジャーデビュー。

25歳の左投手。
ミシガン大から02年のドラフト4位で入団。
02年にカブスにドラフト指名された選手の中で
一番乗りでメジャー昇格を決めた。

スピードはさほどでもないが、カーブがすばらしい。
それもバリー・ジトのような
いわゆる12to6の大きなカーブである。

「ベースボールアメリカ」からも、
カブスのマイナー選手の中では
最高のカーブと評価された。

マイナーの打者ではこのカーブは打てないらしく、
三振を取りまくっている。
03年にはシングルAの
ノースウェストリーグで奪三振王。
今年はダブルAとトリプルAで合計
761/3回を投げ119奪三振。
9イニングあたり14個という高い奪三振率を誇る。
マイナー通算でも2971/3回で416奪三振。
9回あたり13個。

期待の若手という言葉はあまり使いたくないのだが。
今までさんざん「期待の若手」とやらに
裏切られてきたので。
たとえばかつてスコットやオリーは
「サント二世」といわれ、
アダムスは将来のクローザーといわれ、
ブラウンはグレースの後継者といわれ。
ボスキー、ハーキー、キーシュニック、メイ・・・。
みんな期待は大きかったが結局ダメだった。

ましてそれが左投手ならなおさらだ。
何しろカブスのマイナー出身でかつカブスで
シーズン10勝以上した左投手は、
1987年のモイヤーが最後なのだ。

しかし、ヒルは今までのカブスの左腕とは違うかも。
あのカーブを見たら誰だってそう思うはずだ。

期待の若手と呼べるかもしれない・・・。

もしかしたらもしかするかも。

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