December 03, 2023

●マイナーチーム成績
AAA アイオワ・カブス 82勝65敗
(インターナショナルリーグ西地区 前期1位、後期3位)
AA テネシー・スモーキーズ 75勝62敗
(サザンリーグ北地区 前期2位、後期1位)サザンリーグ優勝 
A+ サウスベンド・カブス 57勝73敗
(ミッドウェストリーグ西地区 前期4位、後期5位)
A マートルビーチ・ペリカンズ 75勝56敗
(カロライナリーグ南地区 前期1位、後期2位)プレーオフ敗退
R カブス 18勝37敗(アリゾナコンプレックスリーグ中部地区 5位)
R カブス(青)17勝37敗(ドミニカサマーリーグ サン・ペドロ地区 8位)
R カブス(赤)24勝28敗(ドミニカサマーリーグ サン・ペドロ地区 6位)

●月間MVP
AAAインターナショナルリーグ 4月 クリストファー・モレル(IF/OF)
AAサザンリーグ 5月 ポーター・ホッジ(P)
Aカロライナリーグ 8月 ブライアン・カルマー(IF)

●ディフェンシブプレーヤーオブザイヤー
ピート・クロウ=アームストロング

●カブスマイナーのオールスターチーム
捕手 モイセス・バレステロス(A/A+/AA)
一塁 ヘイデン・マギリー(A+/AA)
二塁 マット・ショウ(R/A+/AA)
三塁 B.J.マレー・ジュニア(AA)
遊撃 ルイス・ヴァスケス(AA/AAA)
外野 オーウェン・ケイシー(AA)
外野 ピート・クロウ=アームストロング(AA/AAA/MLB)
外野 ヨナサン・ペラザ(AAA)
右先発 ケイド・ホートン(A/A+/AA)
左先発 ジョーダン・ウィックス(AA/AAA/MLB)
救援 ルーク・リトル(A+/AA/AAA/MLB)

●カブスマイナーの年間最優秀選手。メジャー昇格選手はリンクあり。
2004
野手 ブライアン・ドピラク(IF)
投手 レニエル・ピント

2005
野手 エリック・パターソン(IF)
投手 ショーン・ギャラガー

2006
投手 ドナルド・ヴィール
投手 リッチ・ヒル

2007
野手 ジオヴァニ・ソト(C)
投手 ケヴィン・ハート

2008
野手 マイカ・ホフパウアー(IF)
投手 ミッチ・アトキンス

2009
野手 カイラー・バーク(OF)
投手 ケイシー・コールマン

2010
野手 ブランドン・ガイヤー(OF)
投手 クリス・アーチャー

2011
野手 ブライアン・ラヘアー(OF)
投手 ジェフ・ベリヴォー

2012
野手 ローガン・ワトキンス(IF)
投手 ニック・ストラック

2013
野手 ハヴィアー・バエズ(IF)
投手 カイル・ヘンドリクス

2014
野手 クリス・ブライアント(IF)
投手 曾仁和

2015
野手 ウィルソン・コントレラス(C)
投手 ライアン・ウィリアムス

2016
野手 イロイ・ヒメネス(OF)
投手 トレヴァー・クリフトン

2017
野手 ヴィクター・カラティーニ(C)
投手 曾仁和

2018
野手 ジャレッド・ヤング(IF)
投手 マット・スウォーマー

2019
野手 ブレネン・デイヴィス(OF)
投手 コリー・アボット

2020 シーズン中止につき選出無し 

2021
野手 ブレネン・デイヴィス(OF)
投手 D.J.ハーツ

2022
野手 マット・マーヴィス(IF)
投手 ルイス・デヴァース

2023
野手 モイセス・バレステロス(C/1B)
投手 ケイド・ホートン

November 25, 2023

(雑誌「スラッガー」協賛企画?)

第2次大戦以降のカブスの歴史は、
負けと恥、失望の連続と言っても過言ではない。

以下にざっとあげてみよう。
とても書ききれないので1990年以降に絞ってみたが、
それでも数限りなくある(それにしても終盤の失速の多いこと)。

2016年に優勝したことで救われたが、
それ以降はまたしても今一つのシーズンが続く。
カブスは情けない歴史に終止符を打てるのだろうか。


90年 サンドバーグがホームラン王に輝き、
サンドバーグとドーソンが100打点をマークし、
グレースが3割を打ち、マダックスが15勝するも、
なぜかチームは77勝85敗と負け越す。

91年 サンドバーグ(84年)、ドーソン(87年)、
ベル(87年アリーグ)とMVP受賞歴のある選手を
3人も揃えたシーズン。
サンドバーグとドーソンが100打点をマークし、
ベルが25本塁打を放ち、マダックスが15勝するも、
77勝83敗とまた負け越し。
ジマー監督は早くも5月でクビになる。
投手コーチのポールも6月にクビになる。
後任のエシアン監督もシーズン後にクビになる。

92年 サンドバーグとグレースが3割を打ち、
マダックスが20勝でサイヤング賞、モーガンも16勝するが、
78勝84敗でやっぱり負け越す。

93年 1973年以来わずか3度目となる
シーズン勝ち越しを決めるも、ラフィーヴァー監督が
ハイムズGMと揉めてクビになる。
トレベルホーンが、83年以降12年で11人目の監督に就任。

94年 地区最下位。ホームで12連敗の球団記録をつくる。
ハイムズGMのやり方に嫌気がさしたのも一因で、
6月にサンドバーグが引退してしまう。
トレベルホーン監督は1年でクビ、ハイムズGMもシーズン後にクビになる。

95年 6月上旬までは地区首位、貯金も最大9あったが、失速。
最終的には貯金2、12ゲーム離されて地区3位で終わる。

96年 一時は首位に3.5差に迫ったが、最終16試合で14敗を喫し
プレーオフどころか負け越してしまう。

97年 開幕14連敗という不滅のナ・リーグ記録を作る。
フィリーズと同率でリーグ最下位。
サンドバーグ2度目の引退。

99年 ソーサが63本塁打を打ったけど、チームは95敗で地区最下位。
8月に月間24敗という球団記録を作る。シーズン後リグルマン監督がクビになる。

00年 ソーサが50本打ったけど、97敗。フィリーズと同率でリーグ最下位。
7月にリンチGMが辞任する。8月と9月合計で15勝42敗。

01年 最大6ゲーム差をつけて首位に立っていたものの、
8月にひっくり返されて優勝もプレーオフも逃す。地区3位。

02年 チーム本塁打はリーグ最多の200本。それでも95敗。
オールスター前にベイラー監督がクビになりマクフェイルGMも辞任する。
三塁コーチのグリンもクビになる。
後任のキム監督もシーズン後クビになる。

03年 地区優勝してNLCSに進出。マーリンズ相手に3勝1敗とリードし
ワールドシリーズへ「あとアウト5つ」まで迫るも、
そこから悲劇的な逆転負けを喫する。

04年 ワイルドカードで1.5差をつけていたが、
残り9試合で逆転されてプレーオフ逃す。

05年 リーが首位打者&46本塁打とMVP級の活躍、ラミレスも3割30本、
二桁勝利投手が3人いたがやっぱりチームは負け越し。

06年 ザンブラーノが16勝で最多勝。ラミレスが38本119打点、ピエールが58盗塁。
でも96敗でリーグ最下位。シーズン後にベイカー監督がクビになる。

07年〜08年 2年連続でプレーオフに出るも、2年で1勝もできず敗退。

09年 8月4日には首位タイだったが、その後26勝30敗でプレーオフ逃す。
シーズン中に打撃コーチのペリーがクビになる。

10年 年俸総額はメジャー4位、二桁勝利投手3人を擁していたが、89敗する。
ピネラ監督が8月に引退。90歳の母親の面倒を見るという理由だったが、
たぶんあまりの弱さに嫌気がさしたのだと思う。

11年 カストロが3割&200安打を打ち、25本塁打も3人いたが、91敗する。
ヘンドリーGMがシーズン途中でクビ、シーズン後クワディ監督もクビになる。

12年 1966年以来、球団史上3度目となるシーズン100敗。
ただしアストロズがそれ以上に負けたので最下位は免れる。
シーズン中に打撃コーチのハラミーヨがクビになる。

13年 96敗で地区最下位。2年で197敗したスウェイム監督はクビになる。

14年 5年連続で負け越し。89敗で地区最下位。レンテリア監督が1年でクビになる。

15年 NLCSに進出したものの、メッツに4連敗し敗退。

17年 NLCSでドジャースに負ける。チーム打率.156に抑えられ歯が立たず。

18年 9月2日には2位に5ゲーム差をつけ首位だったが、
161試合目でブルワーズに並ばれる。ワンゲームプレーオフでも
ブルワーズに負けて地区優勝を逃す。
ワイルドカードゲームではロッキーズに敗れる。

19年 3.5差を逆転されて地区優勝逃す。
それどころか、9月に9連敗してプレーオフも逃す。
シーズン後にマドン監督が辞任する。

20年 プレーオフに出るも、ワイルドカードゲームでは
2試合で計1点しか取れずマーリンズに敗れる。
編成責任者のエプスタインが辞任する。

21年 91敗。チーム打率.237は1900年以降では球団最低記録(短縮シーズン除く)、
打たれたホームラン235本は球団最多記録。
リゾ、ブライアント、バエズがトレードに出される。

22年 88敗。オールスター前の57敗は球団最多記録。

23年 ワイルドカードで3.5差をつけていたが、その後7勝14敗と失速し、
161試合目でプレーオフを逃す。シーズン後ロス監督がクビになる。

November 18, 2023

カブスは17日、パトリック・ウィズダムとの契約を更改。
1年272万5000ドルという契約らしい。

76万3000ドルから大幅アップで残留。
怪我のせいもあって出番は減り、成績も下降気味だ。
とはいえ、パワーはあるし下位打線にいたら怖い選手。
来年は頑張ってもらいたいところだ。

また同時に、コディー・ホイヤー、ブランドン・ヒューズ、
イーサン・ロバーツの3選手に契約提示せず。3選手はFAになる。
今年は皆怪我に泣かされた。
怪我が治ればと思ったが、あえなく放出となった。
3人とも楽しみな選手だったけどなあ。残念。
マイナー契約とかで再契約する可能性もゼロではないが。


November 16, 2023

カブス歴代監督は以下の通り(1876年以降)。
カウンセルは61代、56人目の監督になる。

以下、在任期間と現役時代の主なポジション
(メジャー選手歴ありのみリンク付き)。

初代(1人目).アルバート・スポルディング(1876〜1877年)(投手
2(2).ボブ・ファーガソン(1878)(内野手
3(3).キャップ・アンソン(1879)(内野手
4(4).シルヴァー・フリント(1880)(捕手
5.キャップ・アンソン(1880〜1897)(内野手
6(5).トミー・バーンズ(1898〜1899)(内野手
7(6).トム・ロフタス(1900〜1901)(外野手
8(7).フランク・セーリー(1902〜1905)(選手経験なし)
9(8).フランク・チャンス(1905〜1912)(内野手
10(9).ジョニー・エヴァース(1913)(内野手
11(10).ハンク・オデイ(1914)(投手
12(11).ロジャー・ブレスナハン(1915)(捕手
13(12).ジョー・ティンカー(1916)(内野手
14(13).フレッド・ミッチェル(1917〜1920)(投手
15.ジョニー・エヴァース(1921)(内野手
16(14).ビル・キルファー(1921〜1925)(捕手
17(15).ラビット・マランヴィル(1925)(内野手
18(16).ジョージ・ギブソン(1925)(捕手
19(17).ジョー・マッカーシー(1926〜1930)(内野手)
20(18).ロジャース・ホーンスビー(1930〜1932)(内野手
21(19).チャーリー・グリム(1932〜1938)(内野手
22(20).ガビー・ハートネット(1938〜1940)(捕手
23(21).ジミー・ウィルソン(1941〜1944)(捕手
24(22).ロイ・ジョンソン(1944)(投手
25.チャーリー・グリム(1944〜1949)(内野手
26(23).フランキー・フリッシュ(1949〜1951)(内野手
27(24).フィル・キャヴァレッタ(1951〜1953)(内野手
28(25).スタン・ハック(1954〜1956)(内野手
29(26).ボブ・シェフィング(1957〜1959)(捕手
30.チャーリー・グリム(1960)(内野手
31(27).ルー・ブードロー(1960)(内野手
   なし(1961〜1965)
32(28).レオ・ドローチャ(1966〜1972)(内野手
33(29).ホワイティー・ロックマン(1972〜1974)(内野手
34(30).ジム・マーシャル(1974〜1976)(内野手
35(31).ハーマン・フランクス(1977〜1979)(捕手
36(32).ジョー・アマルフィターノ(1979)(内野手
37(33).プレストン・ゴメス(1980)(内野手
38.ジョー・アマルフィターノ(1980〜1981)(内野手
39(34).リー・イリア(1982〜1983)(内野手
40(35).チャーリー・フォックス(1983)(捕手
41(36).ジム・フライ(1984〜1986)(外野手)
42(37).ジョン・ヴコヴィッチ(1986)(内野手
43(38).ジーン・マイケル(1986〜1987)(内野手
44(39).フランク・ルケーシー(1987)(外野手)
45(40).ドン・ジマー(1988〜1991)(内野手
46(41).ジョー・アルトベリ(1991)(内野手
47(42).ジム・エシアン(1991)(捕手
48(43).ジム・ラフィーバー(1992〜1993)(内野手
49(44).トム・トレベルホーン(1994)(捕手)
50(45).ジム・リグルマン(1995〜1999)(内野手)
51(46).ドン・ベイラー(2000〜2002)(外野手
52(47).レネ・ラッチマン(2002)(捕手
53(48).ブルース・キム(2002)(捕手
54(49).ダスティ・ベイカー(2003〜2006)(外野手
55(50).ルー・ピネラ (2007〜2010)(外野手
56(51).マイク・クワディ(2010〜2011)(内野手)
57(52).デール・スウェイム(2012〜2013)(内野手
58(53).リック・レンテリア(2014)(内野手
59(54).ジョー・マドン(2015〜2019)(捕手)
60(55).デイヴィッド・ロス(2020〜2023)(捕手
61(56).クレイグ・カウンセル(2024〜)内野手

November 14, 2023

カブスは13日、前ブルワーズ監督のクレイグ・カウンセルを
次期監督に任命すると発表した→こちら

契約は5年4000万ドルという話で、
年俸800万ドルは監督としてはメジャー史上最高額だそうである。

カウンセルは53歳。
2015年途中から今年までブルワーズの監督を務め、
9年間で地区優勝3度を含めプレーオフ進出5度という成績を残した。
それまでブルワーズが46年間で4度しか
プレーオフに出ていなかったことを考えれば驚くべき成果だ。

しかも彼の在任中、開幕時の選手年俸総額は
球界で17位より上だったことはない。
金に物を言わせてスターを集めたチームではなく、
給料安めの選手達を率いてこの結果。
選手を集めたのはフロントの手柄だろうが、
勝てたのは決してそれだけではなかった筈だ。

選手の能力を最大限に引き出せるという話で、
データの分析やブルペン運用の上手さにも定評がある。
2016年以降の1点差試合の勝率がメジャー最高というデータもあるが、
監督の手腕によるものではないか。
その優秀さは球界にも知れ渡っており、
このオフはメッツ、ガーディアンズ、アストロズの間で
カウンセル争奪戦になるのではという噂だった(まさかカブスとはね)。
何より、この契約金額が彼に対する評価を物語る。

過度の期待は禁物だろうが、優秀な監督を連れてきたという事で
カブスファンの期待は高まっている。
そもそも監督にこれだけ払うのだから、
FA選手獲得にもお金を使うはずだ。球団の本気度が伝わる。
ロス、そしてブルワーズファンには同情を禁じ得ないが、
これからカブスは「次のレベル」を目指すことになるだろう。
レンテリアからマドンに変わったときのように。



November 11, 2023

●ベリンジャーがシルバースラッガー賞を受賞した。
22年から追加された、ユーティリティというポジションでの受賞。

1982年 レオン・ダーラム(外野)
1984 ライン・サンドバーグ(二塁)
1985 ライン・サンドバーグ(二塁)
1987 アンドレ・ドーソン(外野)
1988 ライン・サンドバーグ(二塁)
1989 ライン・サンドバーグ(二塁)
1990 ライン・サンドバーグ(二塁)
1991 ライン・サンドバーグ(二塁)
1992 ライン・サンドバーグ(二塁)
1995 サミー・ソーサ(外野)
1998 サミー・ソーサ(外野)
1999 サミー・ソーサ(外野)
2000 サミー・ソーサ(外野)
2001 サミー・ソーサ(外野)
2002 サミー・ソーサ(外野)
2005 マイケル・バレット(捕手)
2005 デレック・リー(一塁)
2006 カルロス・ザンブラーノ(投手)
2008 カルロス・ザンブラーノ(投手)
2009 カルロス・ザンブラーノ(投手)
2011 アラミス・ラミレス(三塁)
2016 ジェイク・アリエタ(投手)
2016 アンソニー・リゾ(一塁)
2018 ハヴィアー・バエズ(二塁)
2023 コディー・ベリンジャー(ユーティリティ)

複数回受賞者
カッコ内は受賞年度
7回 ライン・サンドバーグ(1984〜85年、88〜92)
6回 サミー・ソーサ(1995、98〜02)
3回 カルロス・ザンブラーノ(2006、08〜09)

守備位置別
捕手 マイケル・バレット(2005)
一塁 デレック・リー(2005)、アンソニー・リゾ(2016)
二塁 ライン・サンドバーグ(1984~85、88〜92)、ハヴィアー・バエズ(2018)
三塁 アラミス・ラミレス(2011)
遊撃 なし
外野 レオン・ダーラム(1982)、アンドレ・ドーソン(1987)、サミー・ソーサ(1995、98〜2002)
ユーティリティ コディー・ベリンジャー(2023)
指名打者 なし
投手 カルロス・ザンブラーノ(2006、08〜09)、ジェイク・アリエタ(2016)

November 07, 2023

カブスは6日、デイヴィッド・ロス監督の解任を発表→こちら

球団オプションを含めてあと契約が2年残っていて、
フロントもロスの手腕を評価していた(と思っていた)。
プレーオフを逃したけどロスを責める声は無く
来年も続投するのだろうとばかり思っていたが、
一転、まさかの解任。
朝起きて公式HPを見たら監督がクビになっていた。
驚き以外の何物でもない。

フロントは、なんだかんだ言いながら
結局プレーオフを逃したことを重く見たのか。やはりロスでは勝てないと。
それかカウンセルがフリーになったので
取りに行ったという事なのかもしれない。
3年契約だったリック・レンテリアを1年で解任して
ジョー・マドンを監督に据えた時と似ている。
来年は勝つという球団の意気込みの表れか。

それにしても、いきなり解任になってしまったロスには
同情を禁じ得ない。
勝てなかったのは確かだけど、
投手補強を怠ったフロントにだって責任はあるはず。
カブス退団は確実かもしれないな。遺恨とか残らなければいいけど。

ともかく、ロスにはお疲れさまと言いたい。そして4年間ありがとう。
ロス自身コーチ・監督経験も無いところからスタートしたうえ、
チームはリゾもブライアントもいなくなり若手ばかり。
発展途上の選手たちを率いて大変だったと思うが、辛抱強く戦った。

22年はオールスター後勝ち越しという成績を残し、
今年は、プレーオフを逃したのは残念だったが、
一時最大10あった借金を返済して
3年ぶりの勝ち越しを決めたのは見事だった。

監督通算262勝は球団史上14位。プレーオフ1回、退場15回。



November 06, 2023

●カブスは5日、ヘンドリクスとゴームズに対する
球団オプションを行使すると発表→こちら

両選手とも今シーズンで契約切れの予定だったが、
これによりヘンドリクスは来期年俸1600万ドル、
ゴームズは600万ドルで残留することになる。

ゴームズは打撃好調だった。
まだアマヤにレギュラーを譲るつもりは無さそうだ。
ヘンドリクスも思ったより(失礼)好投。
正直ストローマンよりイニングを稼ぐとは思わなかった。

2人ともまだやれそう。来年も期待したい。


●スワンソン、ホーナー、ハップの3選手が
ゴールドグラブ賞を受賞した。

同年に3人が受賞するのは球団史上初、
また二遊間の選手が同時受賞するのは
ナ・リーグ史上5組目という快挙だ。

1960年 アーニー・バンクス(遊撃)
1962 ケン・ハブス(二塁)
1964 ロン・サント(三塁)
1965 ロン・サント(三塁)
1966 ロン・サント(三塁)
1967 ランディ・ハンドリー(捕手)
1967 ロン・サント(三塁)
1968 グレン・ベカート(二塁)
1968 ロン・サント(三塁)
1969 ドン・ケッシンジャー(遊撃)
1970 ドン・ケッシンジャー(遊撃)
1983 ライン・サンドバーグ(二塁)
1984 ボブ・ダーニア(外野)
1984 ライン・サンドバーグ(二塁)
1985 ライン・サンドバーグ(二塁)
1986 ジョディ・デイヴィス(捕手)
1986 ライン・サンドバーグ(二塁)
1987 アンドレ・ドーソン(外野)
1987 ライン・サンドバーグ(二塁)
1988 アンドレ・ドーソン(外野)
1988 ライン・サンドバーグ(二塁)
1989 ライン・サンドバーグ(二塁)
1990 グレッグ・マダックス(投手)
1990 ライン・サンドバーグ(二塁)
1991 グレッグ・マダックス(投手)
1991 ライン・サンドバーグ(二塁)
1992 マーク・グレース(一塁)
1992 グレッグ・マダックス(投手)
1993 マーク・グレース(一塁)
1995 マーク・グレース(一塁)
1996 マーク・グレース(一塁)
2004 グレッグ・マダックス(投手)
2005 グレッグ・マダックス(投手)
2005 デレック・リー(一塁)
2007 デレック・リー(一塁)
2012 ダーウィン・バーニー(二塁)
2016 アンソニー・リゾ(一塁)
2016 ジェイソン・ヘイワード(外野)
2017 ジェイソン・ヘイワード(外野)
2018 アンソニー・リゾ(一塁)
2019 アンソニー・リゾ(一塁)
2020 アンソニー・リゾ(一塁)
2020 ハヴィアー・バエズ(遊撃)
2022 イアン・ハップ(外野)
2023 ニコ・ホーナー(二塁)
2023 ダンズビー・スワンソン(遊撃)
2023 イアン・ハップ(外野)



複数回受賞(他球団での受賞は含まない)。カッコ内は受賞年度。
9回 ライン・サンドバーグ(1983〜91年)
5 ロン・サント(1964〜68)
5 グレッグ・マダックス(1990〜92、2004〜05)
4 マーク・グレース(1992〜93、95〜96)
4 アンソニー・リゾ(2016、18〜20)
2 ドン・ケッシンジャー(1969〜70) 
2 アンドレ・ドーソン(1987〜88)
2 デレック・リー(2005、07)
2 ジェイソン・ヘイワード(2016〜17)
2 イアン・ハップ(2022〜23)


守備位置別
投手 グレッグ・マダックス(1990〜92、2004〜05)
捕手 ランディ・ハンドリー(1967)、ジョディ・デイヴィス(1986)
一塁 マーク・グレース(1992〜93、95〜96)、デレック・リー(2005、07)、アンソニー・リゾ(2016、18〜19、20)
二塁 ケン・ハブス(1962)、グレン・ベカート(1968)、ライン・サンドバーグ(1983〜91)、ダーウィン・バーニー(2012)、ニコ・ホーナー(2023)
三塁 ロン・サント(1964〜68)
遊撃 アーニー・バンクス(1960)、ドン・ケッシンジャー(1969〜70)、ハヴィアー・バエズ(2020)、ダンズビー・スワンソン(2023)
外野 ボブ・ダーニア(1984)、アンドレ・ドーソン(1987〜88)、ジェイソン・ヘイワード(2016〜17)、イアン・ハップ(2022〜23)

November 03, 2023

2016年11月2日

108年ぶりのワールドシリーズ優勝、という
嘘のような本当のことが起こった日。



October 28, 2023

●スワンソンがフィールディングバイブル賞を受賞した。おめでとう。
今年の受賞者の中で唯一満票での受賞だそうである。

打撃はもう少し頑張って欲しかったが、守備は素晴らしいの一言。
今シーズンチームが躍進したのはスワンソンがいたからだ。
来年も頼みます。

カブスの受賞者
2006 グレッグ・マダックス(投手)
2012 ダーウィン・バーニー(二塁)
2016 アンソニー・リゾ(一塁)
2016 ハヴィアー・バエズ(複数)
2017 ハヴィアー・バエズ(複数)
2018 ハヴィアー・バエズ(複数)
2020 ハヴィアー・バエズ(遊撃)
2023 ダンズビー・スワンソン(遊撃)


●シニアバイスプレジデント兼アシスタントGMだった
クレイグ・ブレスロウがレッドソックスの
野球部門最高責任者に就任した。

カブスの若手投手陣の成長はブレスロウの手腕のおかげ。
レッドソックスでも頑張って欲しいけど、正直言うと流出は痛い。

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